グローバリズムが世界を滅ぼす

自由貿易主義が善だと思い込んでいる者(僕)に グローバリズムが悪だとは頭にに入っていかなかった。情報・物流や科学技術のグローバル化にしろ、グローバルに物事を考えるのは新しい分野が展開されていいことだと思っている。しかし、ここで展開されている議論を聴くと180°見方が変わってしまう。TPPの合意ということも本当にいいのか疑問になってきた(僕にはひとの言うことに流されやすい傾向があるなあ)。グローバリズムが進むと国境という壁がなくなり、格差が拡大し失業者が増え、近隣国と戦争状態に陥ると。いまのEUの状況(ギリシャ危機、難民問題・・・)やアメリカの経済をそういう目で見ると納得することになる。この本の中身をまとめることは力不足でできない。下記のサイトには動画で著者たちの講演が聴ける。この本はその講演をまとめたもの。この講演会を聴くことが先。会議資料(PDF)を印刷しておいて聴講するのがおすすめ。

国際シンポジュウム : グローバル資本主義を超えて(2013年12月2日)
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/bgc/presentation/index.html

グローバリズムが世界を滅ぼす 共著 文春新書
共著者 : エマニュエル・トッド ハジュン・チャン 柴山桂太 中野剛志 藤井 聡 堀 茂樹