大寒というわりに暖かな朝、バードウォッチングがてら冬の色彩を探してみた。公園樹のクロガネモチ、サザンカが朝の光を浴びて鮮やかだった。林の中ではカナメモチ、ソヨゴが負けずに輝いていた。雑木林ではジョウビタキの姿があった。目がクリクリとして可愛い。池ではマガモの緑色の頭、ホシハジロの赤い目、ハシビロガモの体の色彩に目がいった。緑ヶ池の奥を歩くと都会の公園とは思えない景色がある。小川が池に注ぎ込む湿地。このあたりでは、ヤブコウジ、アオツヅラフジ、ノイバラなどが目を楽しませてくれた。湿地の開けたところから見上げるとミサゴが2羽青い冬空に舞っていた。池の端のカラタチは寒風にさらされて刺々しい姿で立っていた。最後はタチバナモドキの橙黄色、ちょっと異色。冬景色の中にもいろいろな色にめぐりあえる。