今朝の新聞によると安野光雅さんが年末に亡くなっていた(94歳)。残念。僕は安野さんの水彩画に魅かれて水彩画をはじめた。きっかけはNHKの水彩画教室(安野光雅 風景画を描く)だった。その後 エッセーや対談 おおらかな人柄 のびやかな画風 博識に惹かれた。とうとう安野さんの生誕地 津和野まで足をはこんだ。司馬遼太郎の「街道をゆく」の挿絵、NHK FMのトーク番組も楽しかった。画集やエッセーもできるだけ手元に置きたかった。印象的な一冊は津和野の美術館で買ってきた「口語訳 即興詩人」 。アンデルセン原作 森鴎外文語訳を安野さん流に口語訳した本で自筆のサインがある。森鴎外は安藤さんと同郷なのだ。思い出の一冊となった。ここしばらく安野さんの画集を眺めて過ごそうと思う。合掌。